温室効果ガス

社会的責任

気候変動は社会にとって深刻な脅威であり、その影響を抑えるための対策が必要となっています。当社では、二酸化炭素の排出を削減しながら生産効率の向上と企業の成長を目指しており、「より多くをより少ない資源で生み出す」ことに努めています。エネルギー効率を考慮した生産プロセスや再生可能エネルギーの利用、再生可能技術の導入を通して、生産による二酸化炭素排出の削減に継続的に取り組んでいます。

2012年以降

1% 炭素ガス排出量増加^

16% エネルギー削減*

14% 炭素ガス排出量削減*

製品

私たちの2020年目標:製品使用1回当たりの炭素ガス排出量を3分の1削減。

当社の全体的なカーボンフットプリントを特定するには、原料の調達から、生産方法、使用そして廃棄まで、私たちの製品のライフサイクルを通した、正確で包括的な温室効果ガス排出量の計算が必要になります。当社では現在、「持続可能なイノベーション」アプリを用い、すべての新製品のインパクトを測定しており、全体的なカーボンフットプリントの測定方法をトップダウン式から製品レベルのアプローチに変更することができました。よって、当社製品がグローバルに与えるインパクトを、より正確に把握できるようになりました。この変化により、新たな測定方法に適合させるため、2012年の基準年を更新する必要が生じました。ライフサイクルの各ステージのカーボンフットプリントを以下に示しています(2015年データ)。

私たちは特に、最大のインパクトを与える部分である、消費者の使用および、原料、包装材からの炭素排出削減に取り組んでいます。各製品のカーボンフットプリントをこれらの段階で評価しています。

エクスプレス・ペディは2015年に、製品の外観と耐用性を改善し、さらに使用する包装材を削減しました。2014年のSchollベルベットスムーズ・エクスプレス・ペディの後、私たちはより力強い成長を促すための方法を見直しました。FUELプログラムに基づき、私たちは、コストを削減しつつ持続可能性を強化するため、製品の改善に取り組みました。

これらの改善では2つの点を重視しました。第一に、包装の変更により、使用原料を削減しつつ、売り場での製品の可視性を向上しました。第二に製品の強化により、耐用性を向上しながら、装置の構造を簡易化しました。全体として、製品毎の素材重量を26%削減し、約300トンのPETと137トンの紙および段ボール紙を毎年節約しています。合計すると、これらの改善により、年間コストとして500万ポンド、CO2排出を3,500トン削減することになります。

生産

私たちの2020年の目標:

35% エネルギー削減*

40% 炭素排出削減*

2012年以来

16% エネルギー削減*

14% 炭素排出削減*

2012年以降、私たちは、エネルギー効率の改善と、炭素ガス排出量の削減において、大きく前進しました。以下はこれらの取り組みの一例です。 

  • 米国ニュージャージーのベルミード工場に屋上設置型ソーラーパネルシステムを導入。この2.5メガワットのソーラーパネルシステムで工場に必要な電力を補っています。これにより、年間1,500トンのCO2排出が削減されました。
  • 当社の製造拠点のうち6拠点でISO50001認証を受けており、各拠点でエネルギー効率を改善するためのエネルギー管理システムを導入しています。
  • ポーランドのノビドブル工場では、熱電サプライシステムによる熱回収とLED照明の導入、また暖房システムを電力から蒸気式に変更することで、温室効果ガスを16%削減しました。 

米国セントピーターズ工場では、バルク輸送を道路運輸から鉄道に切り替えることで、年間300,000ポンドのコストおよび1,000トンのCO2排出削減に成功しました。これにより、貯蔵地区の交通量も30%削減されました。

イタリアのミラの製造工場では、E.ON社の協力の下、既存の7.5MW熱電サプライプラントをより効率的なガス式1.5MW熱電サプライプラントに切り換えました。この工場では製造用電力13GWhと熱量12GWhを生成しており、エネルギーを年間30%、またCO2排出を4,300トン削減しました。

当社は、2015年に7年連続でカーボンディスクロージャー・プロジェクトのリーダーとなり、CDP FTSE 350カーボンディスクロージャー・リーダーシップ・インデックス(CDLI)に加わりました。当社はディスクロージャースコア99、パフォーマンス評価Aを獲得しています。

ツリー・フォー・チェンジ

当社のツリー・フォー・チェンジプログラムは、気候変動における当社の影響を積極的に緩和することが重要であるとの考えから、2006年に発足しました。私たちは植林活動により、地球温暖化の原因となる、大気中のCO2削減に貢献しています。
私たちの目標は、2006年から2017年の生産活動で生じるCO2を吸収するために必要な本数の木を植えることで、生産活動を事実上カーボンニュートラルとすることです。本プログラムは、全体的なCO2排出を3分の1削減するという、私たちの意欲的な炭素削減目標を補足するものです。
枯れた木の植え替えも含め、十分な本数の木が植林され、成長するよう取り組んでおり、外部委託ではなく、社内で責任を持ってこのプログラムを実施しています。
2006年以降、私たちは800万本以上を植林し維持しています。2015年には、130万3千本を植林し、プログラムの合計管理面積は121平方キロメートル以上に達しました。
私たちは「社会に貢献する企業」を目指しています。私たちは、ブリティッシュ・コロンビア州での土地利用の優先課題が変化していることについて理解しています。従って、2015年に本プログラムを一旦停止し、プログラムの見直しを行いました。この一環として、地元の関係者を招き、我々のツリー・フォー・チェンジプログラムが地元コミュニティーに貢献できる方法を模索しました。
それ以降、気候変動に関する政府間パネルによる「土地利用および土地利用変化、森林プロジェクト優良事例ガイダンス」に基づき、植林活動を行なっています。

ツリー・フォー・チェンジ報告項目

タイにおけるマングローブ植林プロジェクト

2013年10月、タイ拠点のサプライ・製造ディレクターは、バンコクのコンドーム工場のスタッフ30名をバンプー自然教育センターの沼地に招き、1,000本ものマングローブ苗の植え付けを行いました。ここで育ったマングローブは海岸線を保護し、年間約30トンのCO2を吸収することになります。

*=1ユニット生産

^=1回の使用